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笑顔の種まき姉さんが「幸せ」について考えること

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今回のインタビュイーは、スマイルフォトグラファー「あきえってぃ」こと中村亞希さん。肩書き通りの笑顔弾ける女の子で、わたしもつられて終始笑顔の楽しいインタビューでした! (表情がくるくる変わるので非常に撮り甲斐がありました。−カメラマン談)

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まずは簡単に自己紹介をお願いします!

 あきえってぃさん

1992年生まれの23歳で、2014年からスマイルフォトグラファーとして活動をしています。介護福祉士として高齢者施設で働いていて、その傍らでフリーランスで活動をしています。

スマイルフォトグラファーとして活動を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

あきえってぃさん

写真に興味を持ち始めたのは二十歳を過ぎてからでした。それまでウィルコム一台で生活していたのが、iPhoneが出たときにiPhone4を購入して、インスタグラムに出会いました。当時は今ほど流行ってはいなくて、たまたま見つけてはまってしまいました。最初のうちは、実は写真を撮ることよりも編集することを楽しんでいました。それも、風景写真が多くて、人物は全然撮らなくて。空とか、公園のブランコとか、葉っぱとか、お花とかが多かったですね。その編集したものをmixiに上げていたら、それを見た友だちが携帯の待ち受け画面にしてくれて、嬉しい言葉をたくさんいただくようになったんです。それで、「じゃあもっと撮ろう!」と思って、撮り始めたのがきっかけですね。

そろそろもっと本格的に撮ろうかなと思っていたところに、ちょうど友だちから格安で一眼レフを譲ってもらえたんです。ただ、iPhoneと一眼レフだと勝手が違って難しくて、思い通りの写真が全然撮れなくてカメラから遠のいた時期もありました。そんなときに、一番仲の良かったカメラ仲間の子に、「ファッションスナップ一緒に撮ろうよ!」って声かけてもらって、人を撮るようになったんですよ。原宿で。

人を撮るようになって、どうでしたか?

あきえってぃさん

最初は身内のおしゃれな人たちを街角スナップみたいな感じで撮っていたのですが、その活動をしていくなかで感じたのが、「スナップ写真って誰でも撮れるな」ってことだったんですよ。個性がないというか、被写体がおしゃれだったら、誰でもおしゃれな写真が撮れてしまう。それでは飽き足らなくなって、徐々に自分らしさ・個性を求めるようになってきた。そこで、「わたしにしか撮れない写真ってなんだろう?」って考えたときに、「あ、笑顔だ!」って思って、スマイルフォトの活動を始めました。

なるほど。なぜ、笑顔だと確信したのですか?

 あきえってぃさん

昔は、わたし、笑うのがすごく億劫だったんです。今こそ自分の笑顔は大好きなんですけど、その頃は自分の笑顔が大嫌いで。くしゃっとした笑顔がブサイクだと思ったんです。よくプリクラとかで撮る「かわいい笑顔」を意識して、写真だとそういう笑顔を作ったり、他人に嫌われないように楽しくなくてもずっと作り笑顔を貼り付けていたり。自分の意思よりも相手の気持ちを優先してばかりで、全然自分らしい生き方をできていなかったんですよね。でも、写真を撮るようになって人と一緒に過ごす時間が増えていくなかで、自然と笑えるようになってきて。「ありのままの笑顔」というか。そうなってくると、笑顔の質も変わってくるんですね。自分じゃ気づかないんですけど。それを気づかせてくれたのが周りにいる友だちで、「あきが笑うと、わたしもつられて笑っちゃうんだよねえ」とか「あきの笑顔ってほんとにいいよね」「人を幸せにする笑顔だよね」っていう言葉をたくさんもらって、そのおかげでようやく自分の笑顔を受け入れられるようになりました。だんだん自分の笑顔が好きになっていって、笑顔の力というか、威力を信じるようになったんです。

 

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笑顔の威力?

あきえってぃさん

笑顔は人の思考をも変える。わたしの周りには、かつての自分のように、笑うのは好きだけど心の底からは笑えない、くしゃっとした笑顔をしたいけどできないっていう子が多いんですが、そういう子って、自分に自信がなかったり、ネガティブな気持ちが強いんですよね。わたしもそうだったからよく分かるんですけど、よく笑うようになってから、思考が変わりました。笑顔からその人のあり方を変えていきたいなって思って。そこからすごく笑顔にフォーカスしていますね。

写真でその人の笑顔を撮ることって、自分の笑顔って鏡の前でみないとわからないじゃないですか。でも、友だちといるときに写真を撮ったときの笑顔と、わたしが撮ったその人の笑顔って全然違ったりする。輝きというか、本当に嘘偽りのないそのまんまの笑顔を撮れるんです。なぜか(笑)だから、スマイルフォトの撮影を通して、客観的に自分の笑顔を見る機会を提供し続けたいなと思っています。

たしかに、自分がどんな風に笑うかって見えないですね。

あきえってぃさん

そうそうそうそう! それに、本格的な一眼レフで撮られるっていう経験が得られることも醍醐味だと思っています。ファッション誌に載っているようなかわいい子たちだけが、ちゃんとした撮影をするっていう概念はあるけれど、わたしはそれを覆したい。「だれでも撮られていいんだよ」っていうことを伝えたい。

スマイルフォトの撮影現場って、とても楽しそうですね。

あきえってぃさん

わたしがスマイルフォトをするのって、わたし自身がすごく笑顔で楽しんでいるんですよね、その空間を。笑顔って伝染するってよく言うじゃないですか。それって本当のことで、わたしが笑っているとモデルさんも笑ってくれて、そういう笑顔の空間が生まれて、ずっと楽しさが続く。撮影は初めましての人が多いんですけど、そんなことも関係なく、30分もすれば意気投合しちゃって。帰る頃には「また今度遊ぼうね!」なんていう仲になっちゃうんで。

その秘訣はなんですか?

 あきえってぃさん

撮影前は、自己紹介をして、名刺を渡すところからですが、やっぱりみなさん最初は緊張しているんですよ。わたしも首から一眼レフ下げたりしているので、それを見てもっと緊張しちゃったり。だから、軽くボディタッチしたり、「リラックスしてねー」って言ってあげたり。そして何より、出会い頭からわたしは満面の笑顔です。全力で。

 

気持ちがほぐれる環境を作るって大事ですよね。

 あきえってぃさん

そうです、すごく大事。それをするのもカメラマンの仕事なんです。撮る人が、どういう写真を撮りたいか。笑顔が撮りたいなら本人が笑顔じゃなきゃいけないなってことは写真を通して感じています。笑顔が一番のアイスブレイクになりますね。信頼関係が生まれます。


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あきえってぃさん

わたしはいつも、「楽しいから笑うんじゃなくて、笑うから楽しいんだよ」って言っています。昔は、楽しいことがあるから笑顔が生み出されるんだと思っていたけれど、実はそうじゃなくて。作り笑顔だとしても、口角が上がって目が垂れ下がって顔が笑顔になると、それが脳に伝達されて幸福感とかワクワク感とか、明るいエネルギーを身体中に巡らせて、それが心にいって幸福感として感じられる。だから、作り笑顔でも楽しくなる。そしてその笑顔が伝染する。そのメカニズムに気づいたときから、わたしはもうとにかく笑っていようって決めました。

人生に占める笑顔の時間って大事だなと思って。悲しむこととか、自分と向き合って真剣になる時間とかももちろん必要なんですけど、そういう泣くとか怒るとかも大事にしつつ、それ以上に笑顔の時間がもっともっと増えればいいなって思っていますね。

ちなみに、あきえってぃさんは一日に何割ぐらい笑ってるんですか?

あきえってぃさん

あははは、笑顔の時間は…9.5割ぐらいですかね! 実家に住んでいたときは、部屋が妹と共有だったんですが、夜寝ているときも笑ってるらしいです。急にふふって笑い出すみたいで。「あれ、起きてるの?」って思ったら寝ていたって妹が言っていて。

 

それは筋金入りですね! ちょっと怖いですけど。

あきえってぃさん

不気味ですよね。だからだいたい笑っています。

そんなあきえってぃさんでも、笑おうとしても笑えないこともありますよね?

あきえってぃさん

あります、正直あります。そういうときは笑わないです。いまちょっとここで頑張って作り笑顔しようかなって、そういう余力があるときはちょっと無理して笑ったりするんですけど、そうじゃないときは「今は負の感情とちゃんと向き合わないといけない」と思って、どん底までずーんと落ちます。いちいちそのときの感情を味わい尽くすっていうのがわたしのなかではあって。

ポリシーがはっきりしていて、芯の強さを感じさせますね…! ちなみに、介護福祉士のお仕事と二足のわらじでやっていることには訳があるんですか?

 あきえってぃさん

うーん。全然その二つ両方を無理して結びつける必要はないと思っているんですけど、振り返ってみれば結びついちゃうところもあるんですよね。わたしが福祉の道に進もうと思ったきっかけが、マザーテレサとの出会いでした。中学生のときに、母からマザーテレサの本を「これ読んでみなよ」って渡されて。「こんな人がこの世にいたんだ!」と衝撃を受けました。これをきっかけに、彼女の奉仕の精神をもっと学びたいと思ったんです。

 

 

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