生きざまクリエイターの野望

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やっぱね、「生きざま」の参加者たちは、心に火がついているんだと思うんですよ。

せっかく火がついたのに、それがいろんな圧力によって風前の灯になってしまうことが少なくない。それはね、大人としてやっちゃいけないことなんですよ。人の心に火をつけるって大変なんだから。その火の尊さって、灯っている人でないとなかなか分からない。だから、平気でパシャーっと水をかけちゃう。「何夢見てんだ」、「世の中そんなに甘くないんだぞ」なんて。

それを逆境と捉えられる人もいるかもしれないけど、人口減少なんだから若者は貴重な資源です。若い人たちは団塊ジュニアよりはるかに少ないのだから、より大きな炎を燃やさない限りこの国を豊かにさせることはできない。

若い人にはむしろ、「やれやれ、もっとやれ。責任は俺が取るから」って大人は言うべきだと思うんだよね!

 

ーすごく心強いです。そういう大人がいるということが。

「生きざま」って聞くと難しいじゃん。「もやっ」としてる。でも、私のところに来てくれている人たちは、何となくわかってくれているような気がしていて。そういう人たちに幸せになってほしいんですよね。たぶん、私とシンパシーを感じるような人たちってマイノリティなんだろうけど、その人たちがすごく生き生きしていれば、絶対に世の中変わると思うんです。だから、シンパシーを感じない人を集めるつもりはないんです。

 

ー「生きざま」はホームパーティだって、以前おっしゃってましたもんね。そんなアットホームな「生きざま」のイベントにやってくるマイノリティな彼ら・彼女らに、どんな未来を期待しますか?

自分っていうものをもってほしい。できれば「自分がしたいからする」っていうところまで。そのために、いろんなものを見に行ってほしい。

林恵子さんがWLB研究会のゲストに来たとき、私は興味がなかったんだから行かなくてもよかったんだよね。でもそこで自分の人生を変えるような「気付き」に出会ったわけだから、本当に何が待っているかわからない。

今の自分より明日の自分がいい自分でありたいと思うんだったら、そういうものに積極的に行った方がいい。だから私は「生きざま」にそういう方が来たときに、そう思ってくれるようなものを提供したいとずっと思っています。

 

ーなるほど、今の自分より明日の自分がいい自分でありたい、と。

思考停止になるな、ということなんですよね。生きているか死んでいるかって、考えているか考えていないかだと思うんだよね。生きているからこそ考える。考えることを放棄していたら、生きているって言えないんじゃないか。「次」の自分を見る楽しさとか面白さとかを知ってほしい。もっと楽しい人生、美しい人生、幸せな人生になる。思考停止しちゃったら、その先はないんですよね。

よく間違えられるのは、思考停止は良くないからと何かを批判するというのがあるけれど、それこそまったくの思考停止だと思っていて。批判するのは悪いことではないけれど、ステレオタイプ的にイエス・ノーを条件反射で振り分けてしまうのはよくない。だったらこういう考え方ややり方があるんじゃないか、と提案できることが大事。そういう意味で駒崎さんが好きなんですよね。

自分の人生を考える、社会を考える。そういうきっかけを「生きざま」で得てほしい。もちろん、どんな気づき方をするかは自由です。

 

ーこれからの「生きざま」の展望をお聞かせください。

どうしようかねえ。もう3年やってるでしょ、たかだか3年って考えられるけれど、趣味で3年間、一人でイベントを開いているって実は結構いないんですよ。

 

ー何か新しいことに挑戦するんですか?

生きざま「クリエイター」を名乗っているわけだから、必ずアウトプットをしなきゃいけないわけよ。いろんな方法があるかもしれないけど、多分私が一番得意としているのは、みんなの前で何かをやること。ずっと同じことをやっていると飽きが来る。

まだ自分のなかではっきりとした構想はないけれど、今考えているアイディアがあまりに独創的すぎるので、ついてこれる人はいないんじゃないかなと思ってる(笑)

 

ーそんなすごいアイディアなんですか?

まあね(笑)

思えば安藤哲也さん(※7)にはもう2回「生きざま」に来てもらっているんだけど、必ず絵本を読んでもらっているんだよね。私も絵本読もうかなと思ってるんだ。

(※7)安藤哲也さん:NPO法人ファザーリング・ジャパンのファウンダー兼代表理事。NPO法人タイガーマスク基金代表理事。ロックな人物。

 

ーいいじゃないですか。

絵本の読み聞かせを聞けたときは、まあ感動した。読み聞せなんて幼稚園以来なんですよ。絵本が大人になっても心に響くということに驚きだった。すごい魔力だなって。もちろん良い本をチョイスする腕もあるんでしょうけど。

そうだ、その場でプレゼントしてもいいね、私のサイン入りの絵本を。

 

ーいいですね…。

なんか…乾いた声だね。

「生きざま」イベントは続けつつ、これまでとはまた一味違うバリエーションをつけていきたいと思っています。

 

ー目玉コンテンツがあるっていいですね。

安藤さんの読み聞かせを聞いて感じたことなんですけれど、安藤さんの読み方がいいんですよ。変に作りこんでなくて、紛れもなく「安藤哲也」が読んでいるんだけど、なんかいいんだよね。

 

ーわかります、耳に心地いいですよね。

私の場合は絶対に絵本の中のキャラになりきるんだよ。面白いかもしれないけど、感動的にはならなさそうという心配はある。

 

ーこの本でこんなに笑えるなんて!っていう発見にはなりますよね。

今思いついたのは、イベント参加者にいきなり役を振って読ませるとか。ハードル高いけど、参加型で面白そうだよね。

 

ー楽しそう。

参加型にしたいんだよね。一方通行も悪くはないんだけど、みんなそれぞれ素敵な人たちが集まるから、その良さを知ってもらいたい。だから、活躍の場があったらいいなと思うんだよね。

 

ーところで、チョーノさんにとって生きざまってなんですか。

楽しく生きることです。刹那的にという意味ではなくて。「明日への希望が持てる生き方」だと思いますね。

 

ー「生きざまクリエイター」と「お堅い仕事」、二つの顔を持っているってどんな感じですか?

うん、楽しいよ。手相の「運命線」って知ってる? 私、2本あるんですよ。

 

ーえ!

だから、そういう宿命なんですよ。

IMG_1225↑ チョーノさんの2本の運命線

IMG_1226↑ 生命線のないわたしの手相

 

 

最後に、恒例の色紙(サイン入り)!

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「表舞台だけが人生ではない。

客席から見るのと舞台裏から見るのとでは見方が違う。多角的に物事を見ろ。

表舞台は成果の結晶だが、舞台裏にこそ人間の醍醐味がある。」

 

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