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【さかいめ革命vol.4】「買われた」少女たち

 

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「私たちは『買われた』展」

 

衝撃的な名前の展示会に足を運びました。
小さな展示スペースに、たくさんの大人たちが静かに集まっていました。

 

一般社団法人Colaboが主催する展示会。

 

壁に飾られていたのは、切り取られた少女たちの日常でした。

買われることで生きている少女たちの、あまりにも苦しい日常でした。

一枚一枚のパネルには、改行も余白もなく、生々しい現実が綴られていました。

 

お姉ちゃんに誘われて、JKビジネスでバイトを始めた。

彼氏に売られた。

義父に犯された。

友人にお金を要求されて。

母親に。

先生に。

職員に。

 

10代の彼女たちの多くが、家(ないし施設)で居場所を失って飛び出して、自分の身を守る術も知らないままあっという間に性産業に絡め取られていくのでした。一度踏み込んだら、どんどんぬかるみにはまり込んで行く。抜け出せなくなる。

 

彼女たちは、そうすることでしか生きることができなかった。

そうすることでしか、おかしくなってしまった家の中の関係性から逃れることはできなかったし、家の外で食べていくことができなかった。

 

こんな現実が、わたしたちの隣に確かに存在しているということを肌で感じました。

 

どんどんはまり込んで行く彼女たちを引き上げられた大人は、きっとたくさんいたはずでした。

だけれど、気づけなかった。あるいは、気づかないふりをしてしまった。

それがとても悔しいです。

せっかく近くにいたのに、たった一言が何かを変えられたかもしれないのに、そのチャンスを逃してしまったことが。それが積み重なって、彼女たちを「買われ」させ続けてしまっていることが。

 

どうしようもなくはまり込んでいくその様は、胸を締めつけます。

とても生々しくて、苦しいです。

でもそれを、どうか見てほしいです。

来るときに気づける大人が、少しでも増えることを祈って。

 

▶︎企画展「私たちは『買われた』展」

2016年8月11日~21日

神楽坂セッションハウス2F

 

 

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